いわい整形外科

ペインクリニックとは

痛みの悪循環

痛みは身体の異常を感じるための重要な信号である一方で病気の治りをさまたげる有害反応である場合もあります。ペインクリニックは左記図の悪循環を解消する治療です。

痛みには様々な原因があります。原因に応じての治療を行っていきますが、当院ではまず身体に優しく負担の少ない治療からはじめていきます。特に慢性の痛みは、血流障害による神経痛がからんでいることが多いため、漢方薬による治療や、鍼治療などを合わせ、局所だけでなく体調を整えて血流改善に向かう治療を行っています。
強い痛みに対してはトリガーポイント注射や神経ブロックを行うこともあります。痛みを感じている知覚神経をブロックすることにより筋肉の緊張がとれ、交感神経をブロックすることにより血流がよくなり、痛みにより生じていた悪循環を解消するため、注射薬の作用時間以上の効果が期待できます。

整形外科の痛みはなぜ生じる?

  • 筋力の低下

    体を支える筋肉の力が減ると、関節にかかる負担が増えてしまいます。
  • 負担が増えている

    外傷、過度の運動、坐位、中腰などの同一姿勢を続けるなど、自然回復を上回る負担があると、痛みの増加につながります。
  • 肥満

    筋肉ではなく脂肪が増えることにより、その重さを支えるために関節に負担がかかるだけでなく血流の流れも悪くなります。
  • 血流の低下

    炎症物質を洗い流したり、組織の再成を促す栄養を運搬する血流の流れが悪いと、回復が遅くなります。

当院の治療とは

炎症性の痛みを改善させるために患者本人の治癒力すなわち血流を向上させることを目的としております。

構造的なトラブルがひどい時

重度のヘルニア、老化(例:脊柱管狭窄症)、骨折、靭帯等断裂などで手術が必要な場合は大学病院等をご紹介いたします。